答え:戸建て住宅で最も多い侵入経路は「窓」
統計によると、侵入窃盗の約53.5%が窓から、次いで玄関などの表出入口が約19%、勝手口などのその他の出入口が約17%となっています。
では内訳の詳しい内容と対策を下記で説明していきますね
詳細解説
侵入経路の割合(警察庁統計より)
窓:53.5%
全体の半数以上が窓からの侵入です。
庭木や塀で死角になりやすく、侵入者が身を隠しやすいのが要因です。
玄関(表出入口):19.3%
ゴミ出しや近所への外出時など、わずかな隙の「鍵のかけ忘れ」が狙われます。
勝手口・その他:17.3%
人目につきにくい位置にあることが多く、油断しやすい場所です。
⇩参照はコチラ
侵入手口の特徴(戸建て住宅)
特に戸建て住宅では、高度なテクニックよりも「無用心」が狙われる傾向にあります。
- 無締まり(鍵をかけていない):約54%(圧倒的1位)
- ガラス破り:約29%(2位)
- 合鍵・その他:約17%
- ドア錠破り(ピッキング等):約2%未満
つまり、「窓や玄関の鍵を必ずかけること」と「窓ガラスを割られない対策」の2点が、防犯の最優先事項です。
防犯対策のポイント
「5分以上侵入に時間がかかる」対策をすると、侵入者の約7割が諦めるというデータ(警察庁)があります。
窓には「補助錠・防犯フィルム・防犯ガラス」を
窓は侵入経路の半数以上を占める最大の弱点です。
一般的なクレセント錠だけでは、ガラスを割られると簡単に開けられてしまいます。
対策アイテム
ワンタッチで取り付けられる補助錠(サッシ用ロック)、防犯フィルム(CPマーク付き)、防犯合わせガラス。
玄関・勝手口は「1ドア2ロック」と「施錠の習慣」
玄関はピッキング被害よりも「鍵のかけ忘れ」による被害が圧倒的に多い場所です。 短時間の外出でも必ず施錠する習慣をつけるとともに、見た目で「開けるのが面倒くさそうだ」と思わせる対策が有効です。
対策アイテム
ディンプルキーへの交換、補助錠の追加(1ドア2ロック)、こじ開け防止のガードプレート。
「光・音・目」で侵入者を心理的に抑止
侵入者は「人に見られること」や「音が出るもの」を最も嫌います。
最近話題の熊への対策にもなりますよ。
対策アイテム
人感センサーライト、録画機能付き防犯カメラ、歩くと音が出る防犯砂利。
まとめ:戸建て住宅の防犯は「窓」と「施錠」から
1位:窓
「無締まり」と「ガラス破り」が多発。
補助錠や防犯フィルムで物理的にガードしましょう。
2位:玄関
最大の敵は「鍵のかけ忘れ」。
ゴミ出しなどの数分間でも必ずロックを。
3位:勝手口
死角になりやすい場所です。
センサーライトや補助錠で「狙わせない」工夫をしましょう。


コメント